用語集
アイデンティティレイヤ(Identity Layer: L3) 認証の問題及び認可の問題を解決するレイヤ。
インダストリーサービス(Industry Service:IS) それぞれの産業や業界ユースケースに特化したビジネスアプリケーションやビジネスプラットフォーム等を提供するもの。
Open Data Spaces(ODS) 国や組織ごとの多様性を尊重する、オープンでスケーラブルな分散データマネジメントの技術コンセプト。
Open Data Spaces プロトコル(ODS Protocols:ODP) 分散データマネジメントを実現する機能を提供し、Open Dataspacesの相互運用性を担保する一連の技術的な取り決め。
エンタープライズデータ(enterprise data) 事業者が経済活動のために生成・取得、加工・利用、移転・提供、保管、破棄するあらゆるデータ(構造化・非構造化を問わない)の総称。
開世界仮説(Open World Assumption:OWA) ある情報が知識ベースに存在しない場合、その情報は「真でも偽でもない(未知)」と見なす考え方。RDF/OWLなどセマンティックWeb技術での前提。
ガバナンスパースペクティブ(Governance Perspective: P2) エコシステムにおいて特定の目的を達成するために共通ルールやポリシー等を定め、横断的な管理・監督・運営等を行うパースペクティブ。
共通機能(Common Functionalities) データスペース間の相互運用性を確保するための基本的なプロトコルを包含するもの。バージョンニング、ロギング、モニタリング、ノーティファイア等が該当する。
共通メタ識別子(unified meta identifier:UMI) 事業者・業界等の中で個別最適化され、それぞれ異質なものとして存在している識別子体系を抽象化する形で策定されるもの。
コアサービス(core services) DFSの中でも、特にL1~L4それぞれのレイヤにおいて中核的役割を果たすコアコンポーネントをマネージドサービスとして提供するものをいう。
構造化データ(structured data) Web APIのリクエスト/レスポンスデータやデータベース転送、メッセージキューなどの形式化されたデータ。システムによる読み取りを前提とし、スキーマの構造優先で、Open APIやAsync API等による明確な型定義に基づく。
後方互換性(backward compatibility) 同じ系列の新しい手段が、古い手段の仕様や機能を包含している(互換性がある)状態のこと。
コンプリメンタリプロトコル(Complementary Protocol) Open Dataspacesを実現するための補完的な機能を提供するための取り決めであり、対応するレイヤ・パースペクティブの機能を実現するために、必要に応じて採用してもよいプロトコル
サービスパースペクティブ(Service Perspective: P1) 機能及びオペレーションを包含するテクニカルな領域と、ビジネス領域を橋渡しするパースペクティブ。
参照実装(reference implementation) 何らかの機能を実現するハードウェアまたはソフトウェアであり、他者がそれを参考にして独自に実装することを助ける目的で作られたもの。
信頼性あるデータの自由な流通(Data Free Flow with Trust) プライバシーやセキュリティ、知的財産権に関する信頼を確保しながら、ビジネスや社会課題の解決に有益なデータが国境を意識することなく自由に行き来する、国際的に自由なデータ流通の促進を目指すというコンセプト。
スキーマファースト(schema-first) 予めスキーマを定義しておき、定義に合うようにデータを入力する方法論。
スキーマフレキシブル(schema-flexible) 事前定義されたスキーマがない、または複数の異なる事前定義されたスキーマがあることを前提に、データが読み取られる場合にのみ、メタデータ等に基づき解析が実行され、必要に応じてスキーマに適合する方法論。
セキュリティパースペクティブ(Security Perspective: P3) エコシステムにおいて全体的または部分的に要求されるセキュリティ要件及び対策を示すパースペクティブ。
セキュリティ・バイ・デザイン(security by design) セキュリティを企画・設計段階から確保するための方策。
セマンティクスレイヤ(Semantics Layer: L4) 宛先の問題及び意味の問題を解決するレイヤ。
仲介者(Intermediary) データ提供者及びデータ利用者が自前で環境構築と運用を賄えない場合に、DSSPとしてマネージドサービスを提供する主体。
DSSP(Dataspace Service Provider) 仲介者(Intermediary)がドメインオーナーに代わって提供するDPQMの基本的なソフトウェアスタックのマネージドサービス。
データスペースコンプリメンタリサービス(Dataspace Complementary Services:DCS) ODPで定めるコンプリメンタリプロトコルの要件を実現する際に、それらに求められる機能の技術実装等をマネージドサービスとして提供するものをいう。
データスペースファンダメンタルサービス(Dataspace Fundamental Services:DFS) ODPで定めるファンダメンタルプロトコルの要件を実現する際に、それらに求められる機能の技術実装等をマネージドサービスとして提供するものをいう。
データ提供者(data provider) データを提供し、データに係る利用制御を行使する主体。データの利用の許諾に際して適用されるべき保存・利用条件等に関する自己決定を行う。
データ利用者(data user) データを利用する主体。データ提供者による自己決定を遵守し、データ提供者が設定する保存・利用条件の範囲内でデータを取得、保存、利用する。
データレイヤ(Data Layer: L1) データに係る利用制御の問題、データ改竄の問題及びデータ品質の問題を解決するレイヤ。
同期処理(synchronous processing) APIリクエスト/レスポンスなど外部呼出しの結果を受信するまで待機する通信。指定されたデータの送受信が完了した時点で処理を終了する。
トラストパースペクティブ(Trust Perspective: P4) エコシステムにおいて全体的または部分的に要求されるトラスト要件及び対策を示すパースペクティブ。
トランザクションコンポーネント(transaction component) データ提供者がデータの送信にあたって使用するトランザクションレイヤ(L2)のコアコンポーネント。
トランザクションレイヤ(Transaction Layer: L2) 形態の問題、要求の問題及び手段の問題を解決するレイヤ。
ノーティファイア(Notifier) データトランザクションに関する更新・受領状況を、データ提供者と利用者間で共有するための情報通知機能。
Hybrid Service Model(HSM) 分散型サービスモデルと連邦型サービスモデルの混成形態。Domain Ownerが緩やかな規律に自らOnboardすることと、DSSPの仲介を経てOnboardする方式の両方が存在するサービスモデル。
バージョニング(Versioning) 仕様・設定・コンポーネントの変更を管理し、参加者間で同じ前提のもと相互運用性を維持する機能。
パースペクティブ(Perspectives) Open Dataspacesにおいて横断的な機能を果たす論理的な視点。ODS-RAMは、「①サービス(Service)」、「②ガバナンス(Governance)」、「③セキュリティ(Security)」、「④トラスト(Trust)」の4つのパースペクティブで構成される。
非構造化データ(unstructured data) 画像、動画、音声、図面、ログデータなどフォーマットが多様なデータ。固定的なスキーマに縛られない自由な構造を持つ。
非同期処理(asynchronous processing) バッチ処理、ファイル転送、ストリーミングなど、外部呼出しの結果を待たずに処理を継続し、コールバック等を通じて結果を受信する通信。受信側は呼出し側が処理を停止するまでデータの受信を継続する。
ファンダメンタルプロトコル(Fundamental Protocol) Open Dataspacesを実現するための主要な機能を提供するための取り決めであり、対応するレイヤ・パースペクティブの機能を実現するために採用しなければならないプロトコル。
閉世界仮説(Closed World Assumption:CWA) ある情報が知識ベースに存在しない場合、その情報は「偽」と見なす考え方。RDBなど、一般的なDBMSの前提。
モニタリング(Monitoring) システムのログから実行環境やサービスの稼働状況を把握し、システムの健全性やパフォーマンスを継続的に監視・管理する機能。
レイヤ(Layers) DPQMを機能目的に応じて論理的な階層に分離するものである。ODS-RAMは、「①データ(Data)」、「②トランザクション(Transaction)」、「③アイデンティティ(Identity)」、「④セマンティクス(Semantics)」の4つのレイヤで構成される。
連邦型サービスモデル(federated service model) DPQMを構成する基本的なソフトウェアスタックをDSSP(Dataspace Support Service)として仲介者(Intermediary)に代理で提供してもらいながら、ドメインオーナーとして、Data/Ontology Productの提供に責任を持つ方式。中小企業等の自前でのシステム整備・運用が難しい事業者の参入を支援する。
ロギング(Logging) 通信ログ、サービスログ、処理ログの3つのカテゴリに基づき、システムの通信状況、各サービスの処理結果、全体の監視・運用状況を包括的に記録・分析可能とする機能。
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