はじめに
目的と背景
本プロトコル仕様書(Open Dataspaces Protocol:ODP)は、Open Data Spaces Reference Architecture Model(ODS-RAM)を参照し、その設計原則と整合する形で、相互運用可能な通信手順(Protocol)の抽象仕様を提供することを目的とします。ODS-RAMで示す各レイヤ・パースペクティブの機能を抽象的なプロトコル仕様へ落とし込み、実装者へその設計思想を踏まえた技術開発の指針を提供します。そして、実装の参考例を示しつつ、実装者の利用する技術スタックに選択肢を与えるよう拡張性、汎用性のある抽象仕様の提供を目指します。
プロトコル仕様のステータス
本プロトコル仕様書はODSエコシステムにおける公式プロトコル仕様(normative document)として策定され、ODS-RAMおよび関連文書の改訂に応じて継続的に更新される。
範囲
本仕様書は以下の領域を対象とし、ODS-RAMで定義される各レイヤ/パースペクティブに対応する。
共通機能
ロギング(Logging)
ファンダメンタル(Fundamental)
共通機能
モニタリング(Monitoring)
ファンダメンタル(Fundamental)
共通機能
ノーティファイア(Notifier)
ファンダメンタル(Fundamental)
L1
データトラストアセスメント(Data Trust Assessment)
ファンダメンタル(Fundamental)
L1
データトラストワージネス・クオリティアセスメント(Data Trustworthiness and Quality Assessment)
ファンダメンタル(Fundamental)
L2
トランザクション(Transaction)
ファンダメンタル(Fundamental)
L3
アイデンティティ・トラスト(Identity and Trust)
ファンダメンタル(Fundamental)
L4
メタデータエクスチェンジ(Metadata Exchange)
ファンダメンタル(Fundamental)
L4
ディスカバリー・サーチ(Discovery and Search)
ファンダメンタル(Fundamental)
P1
ヒューリスティックコントラクティング(Heuristic Contracting)
コンプリメンタリ(Complementary)
P1
クリアリング・ペイメント(Clearing and Payment)
コンプリメンタリ(Complementary)

図 1 ODS-RAMにおけるレイヤ・パースペクティブの関係性
対象読者
本仕様書の主な読者は以下の通り。
Open Dataspacesを構築・運用するシステムアーキテクト・エンジニア
トランザクションコンポーネント、ID基盤、セマンティクス基盤等を実装する開発者
産業横断データ連携に携わるデータマネジメント部門
研究機関、標準化団体、実証プロジェクト参加者
ODSエコシステムに参加する企業・自治体などの技術責任者
最終更新